『Love is strange -人生は小説よりも奇なり』
前回からしばらく間が空いてしまいましたけども、実は1週間ほど入院しておりました。
まだ傷は痛みますし、咳やクシャミをすると「死ぬ!!!」っと悶絶してはおりますが、まあ元気ですw
しかし手術からわずか1週間で追い出すなんて鬼だよこの病院!って思いましたけども、
人間、ハラキリしても1週間で何とか通常生活に戻れるもんなんですなあ。
自然治癒力って想像以上にすごいです。お若い皆さんなら更にすごいスピードで治癒していくんだろうなあ。


んで、入院中はとにかく暇なので、いっぱい映画でも観て暇つぶししていたかったんですけど、
特室でもない普通の個室だし、無料Wifiなんぞ使わせてくれるはずもなし、手持ちの携帯用Wifiも7GBしか使えない、となると、
大人しく読書するかスマホのパズルゲームやるか、あとは寝るしかやることなくてですねえw


退院してからも、長時間同じ姿勢で座ってるのもちょっと辛いし、でなかなか映画観る気にもなれずにいたんですけど、
チラっとNetflix覗いたら、「人生は小説よりも奇なり」というタイトルのバナーにアルフレッド・モリーナを見つけて、
何の気なしにクリックしてみたら面白そうだったので、そのまま観始めてみました。



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《あらすじ》

連れ添って39年の熟年ゲイカップル、ベンとジョージ。同性婚の合法化に伴い、家族や友人らに祝福されて結婚した。
ところが、カトリック系の学校で音楽教師をしていたジョージが、同性婚を理由に辞職に追いやられてしまい、
長年暮らしたアパートメントも売り払わなければならなくなり、新婚早々に別居、という憂き目に陥ってしまう。






以下、ネタバレはなるべく控えます。

とても静かな静かな映画でした。NYが舞台なのに、全くと言っていいほど都会の喧騒みたいなものは出てこなくて、
全編通して控えめに流れるショパンのピアノ曲がとても切なくて優しくて。
何といっても、とにかくこのおじいちゃんカップルが可愛くてですね、予想外にキュンキュンきてしまったという。

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いや、ジョン・リスゴーっていつの間にこんな可愛いおじいちゃんになったんでしょう。
アルフレッド・モリーナも癖の強い役のイメージがありますけど、この映画ではとにかく控えめで優しい印象。



長年暮らしたアパートを手放さなければならず、住むところが見つかるまでの間、ベンは甥の家に、
ジョージは同じアパートのゲイカップルの家に、それぞれ居候し始めるのですが、
いい距離感で接していた甥の家族も、居候を始めるとお互いそれなりにストレスに。
ジョージの居候先のゲイカップルも、親切ではあるけど、毎晩のように来客があったりパーティー続きで、
ソファーで寝ているジョージには心安らげる居場所がどこにもない。



「迷惑をかけている」と自覚する瞬間も、逆に「迷惑だと面と向かって言えない」瞬間も、どちらも辛いですよね。
ワタクシにも両方の経験があるので、観ていて辛かったですよ。
そしてやっぱりキリスト教なんてろくでもないな、と思ってしまったw
普通の企業なら不当解雇だと訴えることも出来たかもしれないけど、カトリック相手じゃ泣き寝入りしかないんでしょうか。
本当に都合の良い解釈だよね。他に大罪犯してる連中はもっともっといるんだろうにw
…っとまあ、ここでカトリックへの不満を述べてもしゃーないのですが。






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ジョン・リスゴー演じるベンが映画の中で71歳と言ってましたが、39年連れ添ったということは計算すると32歳頃からの付き合いってことよね。
アルフレッド・モリーナ演じるジョージはベンよりも幾らか歳下という感じでしたけど、
本宅で連載中のお話にもゲイカップルが出てくるんですが、ちょうどそのカップルも28歳と33歳あたりでして、
ベンとジョージが39年前に付き合いだした年代とほぼ同じなんだな。
そう考えると妙に身につまされてしまったと言いますか、39年後のウチのゲイカポー、大丈夫なのか?と妙に心配したりしてw
幸せにしてあげられるのかしらワタクシw






ほんと可愛かったな、このおじいちゃんカップル。

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正式に結婚してなくても、39年も寄り添ってればもう立派なおしどり夫夫(ふうふ?)だと思うんだけどな。
いくら同性婚が合法化されたとは言え、NYみたいな大都会ですらまだまだ風当たりが強いということなんでしょうか。
NYのリベラルな学校なんかじゃゲイの先生もいっぱいいるみたいなのにね。
やっぱりカトリックって……まあいいや。







そう言えば、余談ではありますが、ジョージを居候させてくれる親切なゲイカップルのうちの一人のお兄さん、
「ユナイテッド93」という映画に出てた人じゃないかなー?と思って調べてみたら、やはりそうだった。

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左の「ちゅっ」としてる方のお兄さんね。
このシャイアン・ジャクソンの顔見て「あ、ユナイテッド93のあの正義感あふれるお兄さんだ」っと気付いたんですが、日付を見てビックリ。
この「人生は小説よりも奇なり」を観たのが9月11日、あの2001年のアメリカ同時多発テロの日だったんですよ。
で、その同時多発テロの日にハイジャックされた4機のうち、唯一目的地に達することなく墜落した飛行機の様子を映画化したのが
その「ユナイテッド93」でして、つまり、その「ユナイテッド93」に出てた彼を違う映画で見つけたのが奇しくも9月11日で。
ぜんぜん大したことない偶然なんだけど、ちょっとだけビックリしたと言いますか、でもワタクシこういうことがよくあると言いますか。
うん、だからどうした、って話なんですけどねw







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アルフレッド・モリーナ演じるジョージが、学校の生徒の父兄に宛てた手紙がとても素晴らしくて感動しました。
不当解雇とも言える扱いなのに「学校側に落ち度はありません」って言えるってすごい。
そんでもってモリーナおじさん、ウチのラム子さんのパパになってもらっちゃおうかなー、どうしようかなーw
この映画のモリーナおじさん、すごくいい感じだったんだよなー。
それともゲイリー・オールドマンとかああいうシブめのパパがいいかなー。
うーん、うーん、うーん。


いや、何の話だよ、って話ですよねスイマセン。
もうちょっと悩んでみることにしますw




「人生は小説よりも奇なり」は、Netflix、U-NEXT、Amazonビデオ(400円から)などで視聴出来ますので、興味沸いたって方はぜひ。







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