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Simply Beautiful

主成分 : 洋画/海外ドラマ/ラテン系男子への愛

 最近観た映画あれこれ Netflix編 : その4  

相変わらず「Misfits」をリピしてばかりで、ここのところ新しいドラマや映画鑑賞をサボり気味。
いや、観たいやつは山のようにあるんですけど、ありすぎてどこから何から手をつけていいのやら…で路頭に迷っちゃうんですよ。
で、ついつい「視聴中のドラマ」の最初にある「Misfits」をポチってしまう、というループ。定期的にネイサンに会いたくなるしねw


それでも気付いたらいくつかの映画をNetflixで鑑賞してたので、いつものようにそれを備忘録として書いておこうかと思います。
あ、ネタバレはなるべく最小で。









・ パレードへようこそ   (原題: 「Pride」)  2014年 イギリス

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「パレードへようこそ」オフィシャルサイト





《あらすじ》

1984年、サッチャー政権下の荒れるイギリス。始まりは、ロンドンに住む一人の青年のシンプルなアイデアだった。
炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、彼らとその家族を支援するために、仲間たちと募金活動を始めたのだ。
しかし、全国炭坑組合に何度電話しても、寄付の申し出は無視される。理由は一つ、彼らがゲイだから。
炭坑組合にとって、彼らは別世界の住人でしかないのだ。
そこへ、勘違いから始まって唯一受け入れてくれる炭坑が現れる!
寄付金のお礼にと招待された彼らは、ミニバスに乗ってウェールズ奥地の炭坑町へと繰り出すのだが──。

(オフィシャルサイトより抜粋)




「炭鉱モノに駄作なし!」というのがワタクシの持論なんですが、その「炭鉱モノ」ラインナップに新たに加わった映画、
それがこちらの「パレードへようこそ」という2014年の映画。
大好きビル・ナイおじさんが出てる+炭鉱モノに駄作なし=つまり観なくては!……ってそれだけで観始めたので、
他には何の予備知識もないままの鑑賞だったんですが、いや面白かったです。
「リトル・ダンサー」「ブラス!」「フル・モンティ」と、英国の炭鉱ストを背景にした映画には良作が多いので、
冒頭で書いたように「炭鉱モノに駄作なし!」というのが持論だったんですが、
それ故にこの「パレードへようこそ」がつまんなかったらどうしよう、と一抹の不安もちょっとだけありましたけども、
見始めてすぐにその不安は吹き飛びました。
炭鉱側の代表人であるダイという人物のスピーチ(と人柄)が素晴らしくて、もうそれだけでもこの映画を観て良かった、と思えたので。



人間、未知のものに恐怖心を抱くのは仕方のないことです。
支援してくれてるのに、「ゲイに助けてもらったなんて国中から馬鹿にされる」って、ヾ(゚Д゚ )ォィォィって思いますが、
84年当時の保守的な田舎町の人間ですもん、最初はそんなもんでしょう。
炭鉱夫=男の仕事、男らしさこそが誇り、そんなふうに思ってるんでしょうね。
でも実際に「男前」なのは奥さん連中なんだけどねw


でも最初は嫌々交流していたはずの町の人たちも、彼ら=ゲイを受け入れて仲良くなっていくのでした。
最初は苦手、って思った相手にも、少し勇気を出して話してみたら、とても気が合って仲良くなれた、って経験はワタクシにもあります。
そしてそんな相手ほど、誰よりも親身になってくれる「素晴らしい友」になったりするから面白いんだよね。


同じように「田舎町に突如現れたゲイに戸惑う町の人々との交流」を描いた映画に「3人のエンジェル」という大好きな映画がありますが、
そこでも最初に彼らを受け入れてくれて、仲良くなるのはやはり女性たち。
この「パレードへようこそ」でも肝っ玉おばちゃんたちのパワーが大きな助けになるのです。




でもさ、ゲイを毛嫌いして「悪役」として描かれてたオバちゃんにしてもさ、そうそう責める気にはなれなかったですよ。
ただただ悲しくて残念だった。
だって、どう感じるか、どう思うか、ってことは自由なんだもの。悲しいけど、偏見を持つこともまた与えられた自由なんです。
あのオバちゃんにもオバちゃんなりの言い分や思想があったんだと思う。
以前グザヴィエ・ドランがインタビューで「全ての人にゲイを理解してもらおうとは思っていない」と語っているのを読んで
「え?」っとなったんですけど、その時に「そうよなあ、どう感じるかってことまでは強制出来ないんだもんなあ」って思って。
ただし、「自分が嫌いだからって嫌がらせをしてもいいのか?」ってのはまた別の次元の話。それはもう人としての品性の問題です。
ホモフォビア(同性愛嫌悪者)による暴力や嫌がらせに限らず、何でもそうだと思うけど。



でもって、最後、話が出来すぎじゃない?とも思えたのでフィクションなのかと思ったら、最後にテロップ出てきて実話なんだと知って驚いた!
すごい、すごいよ!80年代にこういうことが起きてたなんて。
ゲイ・プライドというものが80年代からすでにあったってことも知らなかったし。
ワタクシ、この最後のテロップが教えてくれた事実のあれこれに、涙が溢れてしもたです。


ビル・ナイおじさんも相変わらずステキなおじいっぷりでしたよー!いや、役者陣みんないい味出してて良かったです。
中でも「シャーロック」のモリアーティことアンドリュー・スコットが印象的だったな。
中心人物である、頭の切れるマークを演じたベン・シュネッツァーは、グザヴィエ・ドランの新作にも出ているようなので楽しみです。
あと、「Misfits」でロバート・シーハンがドラマを去った後、その穴を埋める形でシーズン3から出演していたジョセフ・ギルガンもいた!
ネイサンのいない「Misfits」なんて「Misfits」じゃないよ!とシーズン3から観るのやめちゃったワタクシですが、
このジョセフ・ギルガン自体はけっこう好きな俳優さんなんですよね。


あ、そうそう!
マークの元カレらしい役で、チラッとだけど「Being Human」のジョージことラッセル・トーヴィーが出てきて心拍数上がった!
出てるならそう言ってよー!心の準備しといたのにーw

Russell Tovey 2

いやーラッセル君、一瞬だけの出番なのにとても鮮烈でした。セクシーだったし。




ちなみにこの映画、ワタクシはNetflixでの鑑賞でしたが、Huluでも観れるみたいですよ。
80'sの音楽も楽しめるので、80's好きさんにもぜひ!









・ 彼は秘密の女ともだち   原題: 「Une nouvelle amie」 2015年 フランス

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《あらすじ》

親友を亡くし、悲しみに暮れていた主婦・クレール。残された親友の夫・ダヴィッドと生まれて間もない娘の様子が気になり家を訪ねると、
そこにはワンピースを着て娘をあやすダヴィッドの姿があった。ダヴィッドから「女性の服を着たい」と打ち明けられ、戸惑うクレールだったが、
やがて彼を「ヴィルジニア」と名づけ、女友達として認識するようになる。
パリジェンヌのように美しく着飾った「彼女」と過ごすことが刺激と歓びに満ちた冒険へと変わっていくクレール。
自分の夫に嘘をつきながらも、ヴィルジニアとの密会を繰り返すうちに、クレール自身も女性としての美しさが増してゆく。
とある事件を境に、クレールが選んだ自分らしい人生とはー?


フランス映画祭2015 公式ページより抜粋)




原題の「Une nouvelle amie」とは「新しい友達」という意味になりますかね。
観たい観たいと思ってたフランソワ・オゾン監督作でしたが、やっとこさ観ることが出来ました。
流石というかやっぱりというか、オゾンの映画は一筋縄ではいかないですねー。
女性の格好をしたい、それこそが本来の自分で男の格好は苦痛、でも性的には同性愛者ではない……という人物と言えば、
思い出すのがドランの「わたしはロランス」。
どちらとも「女性の格好をするけど恋愛やセックスの対象は女性」なんですよね。
ワタクシが時々お邪魔していたブロガーさんにもいらっしゃいます。旦那さんが女性の格好をなさってるという方が。



で、オゾン映画ですが。
フランスってアムールの国だしw、もっと先進的なのかと思ってましたけど、それこそ偏見ですねw
やはりカトリックが根付いてるんでしょうか。或いは、パリとかの大都会ならそれほど奇異な目で見られないのかな?
「ゲイのほうがまだマシよ」って言われてましたけど、ゲイならOKで女装はOUTなのは何故なんでしょうか。
コスプレ大国&ヴィジュアル系バンドで男性の化粧なんて見慣れてる日本人からしたら、そこまで奇異に見えない気もするけど。
まあでも親友の旦那さんがいきなり女装してたらビックリしますよね。ワタクシでもきっとビックリしてたと思う。
でもワタクシだったら、そうだなあ、「ゴメン、悪いけどそのヅラあんま似合ってないかも。もっと可愛いの探してあげるよ」とか言いそうw


でもってこの2人、とても複雑な関係になってしまうんですね。
「亡くなった親友の夫との間に恋愛感情が生まれた」と言葉にすると簡単かもですが、事情はそう単純じゃない。
「17歳」でも売春をする理由がはっきりと語られず、モヤモヤ感を残した終りでしたが、この映画も最後「え?どっちなの?」って感じで、
観ている側が推測するしかない描写で映画はおしまい。
ワタクシはなかなか面白いラストだな、と思えましたが、白黒はっきりつけたい人にはもにょっとした終わりかもしれません。
ネタバレになるので多くは語れませんが。


あ、でもラストのクレールとダヴィッド(と言うかヴィルジニア)の姿は結構ショックだった。
いやいい意味で。
スカートしかはこうとしなかったヴィルジニアが、ラストではジーンズをはいているんだけど、「あ、本物の女になったな」って思えて。
「男が考える女らしい服の女装」のレベルから、「女目線での洗練されたファッションを楽しむ女性」へとなったヴィルジニアの、
ラストの笑顔は美しかったです。
そのシーン、美しくなったヴィルジニアにばかり目が行ってしまうので見落としてしまいがちですが、クレールにも注目して観て下さい。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工!? どういうこと!? ……っとなります。ここの解釈はもう観客に委ねられているんですけどね。



反対に、オゾン映画の女性は今ひとつ好きになれなかったり理解出来なかったり、なことがあるんですが、
今回もクレールという人物にはあまり感情移入出来なかったと言うか、あまり好きになれなかったヒロインだったかもー。
あんなに超絶イケメンのめっちゃいい旦那がいるのに、一体何なんだよチキショー!……って気になったのはワタクシだけじゃないはず。
あ、単なるやっかみなのかw
「エンジェル」のヒロインも「17歳」のヒロインも、好きになれない、或いは、何考えてるのか理解出来ない、っていうヒロインたちでしたしね。
でもオゾン映画は決して嫌いじゃないんです。今度はどんなドラマを見せてくれるんだろう、って楽しみですし。
この映画とドランの「わたしはロランス」を同時に鑑賞してみるのも面白いかも。


あ、こちらの「彼は秘密の女ともだち」はNetflix以外でもHuluとU-NEXTで視聴出来るみたい。
なのでHulu派もしくはU-NEXT派の方も、気が向いたらソチラでご覧になってみてください。










・ボヴァリー夫人とパン屋 (原題: 「Gemma Bovery」) 2014年 フランス


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フランス映画祭2015 「ボヴァリー夫人とパン屋」公式ページ








《あらすじ》

フランス西部ノルマンディー地方、美しい田園風景が広がる小さな村。
パリで12年間出版社に勤務した後、平穏で静かな生活を求めて故郷に戻り、稼業のパン屋を継いだマルタン。
毎日の単調な生活の中で文学だけが想像の友、とりわけボロボロになるまで読みふけっているのは、
ここノルマンディーを舞台にしたフローベールの『ボヴァリー夫人』だった。
そんなある日、向かいにイギリス人夫妻、その名もジェマとチャーリー・ボヴァリーが越してくる!
マルタンはこの思わぬ偶然に驚き、小説さながらに行動する奔放なジェマから目が離せなくなってしまう。
一方ジェマもマルタンの作る、やさしくて芳醇な香りのパンに魅せられていく。
ボヴァリー夫妻と親交を深めるうちにマルタンの好奇心は、単なる文学好きの域を超え、ジェマを想いながらパンをこね、
小説と現実が入り交じった妄想が膨らんでいく。
しかし、『ボヴァリー夫人』を読んだこともないジェマは勝手に自分の人生を生きようとする。
そこへ若きアポロンのごとき美青年が出現し、ジェマは夫の目を盗み情事を重ねるようになる。
このままでは彼女が“ボヴァリー夫人と同じ悲劇の結末を迎えるのでは?" 心配したマルタンは思わぬ行動に出る。


(Amazonより抜粋)






ドランの「マイ・マザー」と「胸騒ぎの恋人」に出演したマシュマロ王子こと、ニールス・シュナイダーが出てるというので観たかった1本。
作家フローベールの「ボヴァリー夫人」をまんま映画化したものではなく、「ネタ」として物語に組み込まれたお話で、
原作は「ジェマ・ボヴァリー」というグラフィック・ノベルらしいです。
「ボヴァリー夫人」を読んでいたほうがこの映画をより楽しめると思いますが、映画の中で大まかな筋書きを教えてくれているので、
未読でも十分楽しめました。
いやー、「家政婦は見た」的なのぞき見趣味は女性の独占市場かと思ってましたがw、オッサンがこれやるとちょっと気持ち悪いw
妄想が暴走していく様子は観てて笑えますけども。


ジェマを演じたジェマ・アータートンって、失礼ながら、一見するとそこまで美人さんには見えないんだけど、
グラマラスな肢体とアンバランスな童顔からは想像もつかないような、匂い立つような色香があります。
ひとつ上の「彼は秘密の女ともだち」のヒロイン同様、あんまり共感出来ないタイプのヒロインでしたけど。
そう言えば、彼女がいつも着ている小花柄の前開きのワンピース。あれってどうなの?
パトリス・ルコントの「髪結いの亭主」を彷彿とさせるけども、今の時代にあの手のワンピース??
「しどけない」という表現がピッタリのあの手のワンピースをこれでもか、これでもか、とジェマに着せる意図は?
ワタクシには無垢を装った「あざとさ」にしか見えなかったんですが。あのワンピースに反応するのはワタクシだけですかね?
時々彼女が着るシンプルなセーターの時のほうが色っぽかったように思うんだけど。
上のアートワークの、紺色の小花柄の背中の開いたドレス、これはすごく好きですけどね。
あーこれ男性の監督なんだろうな……と思ったら、女性の監督さんだった!
まあ田舎の田園風景にはよく合ってましたけどね、小花柄のワンピース。(ワンピースネタしつこいw)


冒頭でジェマが夫の前から姿を消してしまったことが明かされるので、ボヴァリー夫人同様自殺したのかな、と予測は出来たんですが、
最後は予想外すぎて呆気にとられてしまった。
え?ここって笑っていいところ?喜劇なんだよね?これ? って感じで、こみ上げるおかしさをどう処理していいか判りませんでしたw



んで、ニールス君以外にも「あれー?この人誰だっけ?どっかで見かけたおじさんなんだけどなー」って俳優さんが出てて、
気になって調べたら、「ポルダーク」のジョージ・ワーレガンの伯父さん(叔父さん?)やってるあの俳優さんだった!
ジェマがマルタンのパン屋で親しくなった女性の夫の役なんだけど、その女性がいわゆる「意識高い系」で、
いちいち地味~にイラっとさせるのも面白いですw



ニールス君は「胸騒ぎの恋人」でもママンに溺愛されて甘やかされたボクちゃんの役だったけど、
今回も過干渉なママンに頭が上がらない、貴族の家柄のボンボンという役どころ。

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こういう設定ハマるよね、彼w




ゲラゲラ笑うようなおかしさはないけど、ちょっと皮肉な感じの乾いた笑いのする悲喜劇、って感じの映画でした。
あと、間違いなく焼きたてのパンが食べたくなりますので、真夜中とか、お腹が空いてもパン屋さん開いてない時間帯の鑑賞は
やめといたほうが無難かもですw 
あと、ホンマもんのボヴァリー夫人と美しすぎるエズラ君を観たい方は、TUTAYAさんにでも走って「ボヴァリー夫人」探してくださいね。







以上、駆け足で(雑とも言う)3本の映画の感想でございました。
3本ともAmazonプライム・ビデオにも置いてありましたが、すべて有料でした。
観たいけどNetflixもHuluも契約してない、という方は、そちらを利用してみるのもいいかもです。



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